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南流山中央公園

South Nagareyama Central Park

価値を最大化する公園のリノベーション

2020-2021

詳細設計・デザイン監修
 
所在地:千葉県流山市

詳細設計:山田裕貴、山本良太、八杉遥(Tetor)

+建設技術研究所

面積:12,156m2

 区画整理により建設された南流山地域の中心となる街区公園のリニューアルである。本公園は地域の核となる公園で、地域に親しまれ、居心地の良い空間であったため、大規模な改変を行わず、課題となっていた視認性や回遊性を中心としたデザイン案を提案している。中央の球場であった場所を大きな多目的広場とし、その広場をぐるっと囲むように回遊の園路を配置して全体の回遊性を生み出している。その中間領域には既存の樹木が多目的広場囲むように外周にあったことから、存置する計画として、豊かな緑量を保存した。多目的広場、園路の間に既存樹を含む地形を残したことで、豊かなアンジュレーションを有するランドスケープとなっている。空間構成としては、多目的広場を中心に、利活用ゾーン、プレイパークゾーン、遊具ゾーンがぶら下がるように配置し、各ゾーンの特徴を生み出している。また、各入口は改修を行い、バリアフリーの実現や入りやすい明るいエントランスづくりを行い、公園と人との親密性を高めている。これらの最小限とも言える改修により、最大限の価値を引き出す公園のリノベーションを行った。コロナ禍での設計であったため、地域の合意形成としてはオープンハウス形式を採用している。

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