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 人口減少、少子高齢化、朽ちるインフラ、感染症など、世界は激動の時代にあります。ゆえに、ビジョン(グランドデザイン)を描き、都市づくり、まちづくりを進めていくことは、より意味を持ってきます。私たちはまず、現地調査、歴史調査、植栽調査などの地域に埋もれている課題や良いところを見つけ出し、コンセプトを立案した上で、地域の未来ビジョンを描きます。ビジョンには、模型やイメージパースなどのビジュアルイメージを用いて、誰にでも分かりやすい資料を提示します。

例:グランドデザイン、基本構想、未来ビジョン策定など

 地域を調査し、課題や良い点を見つけてコンセプトを立案する点では、構想と内容は近しいものありますが、「計画」ではより数値を使って分析し、細かな内容まで踏み込んで提案します。例えば屋外広告物の規制案を作る際には、実態を調査し、種別に応じた数量の把握、許可の有無など数値を明らかにします。それらの数値を根拠に、目指すべき方向性を定めます。計画立案にあたっては、モンタージュなどを用いてビジュアルイメージも提示します。

例:景観計画、サイン計画、屋外広告物規制強化計画など

 私たちが設計の対象とするものは、公園、広場、橋梁、道路、河川と多岐に渡ります。基本設計では、調査、コンセプト立案はもちろんのこと、デザイン検討、図面作成、概算工事費の算出を行います。基本設計での図面作成は、全体の高低差及びプランニング、各種構造物の一般図などを含みます。必要に応じて、全体の工事工程計画も立案します。

 詳細設計は基本設計や予備設計を元に、細部に渡った図面作成、概算工事費の算出、工事工程計画等を行う業務です。ただし、予備設計、基本設計にデザイン検討が含まれない場合は、詳細設計においても、調査、コンセプト立案、デザイン検討も行います。

 基本設計、詳細設計といった設計業務は行わずにデザインに関する監修を行います。具体的には、調査、コンセプトの立案、レベル設定を含む全体のプランニングを行います。図面作成、概算工事費算出は行わず、チェックバックを基本としますが、コストや施工性にも留意した助言を行います。また本業務には、直接デザイン検討を行わず、デザイン指導のみ行うような業務も含みます。

 土木・ランドスケープでは施工時での調整が重要となります。設計及び監修を行った案件に対して、デザイン監理として、現場で適切なデザイン変更を提案します。デザインコンセプトや設計意図に即したご提案を行います。