沼津南一色線コンペ案(次点)

Re-thinking the origin of Civil Engineering

築土構木に立ち返る -スルガ古墳ミュージアム-

2019-2020

構想(Unbuild)

 

所在地:静岡県沼津市

設計JV:パシフィックコンサルタンツ+Tetor(テトー)設計共同体

協力チーム:文化財保存計画協会+モビリティデザイン工房

      +Yoh Komiyama Design+CLIMAT

審査結果(沼津市HP)

 土木とは何か再定義する意欲的なプロジェクトである。

​ 私たち設計チームはそのオリジンと古墳築造というプロセスの中に見出し、周溝を掘って土を築くというプリミティブな行為を現代的に翻訳する橋梁、トンネル、広場のデザイン提案を行った。トンネル掘削により排出された土は、橋梁の中詰め、古墳の復元、広場の造成に再利用し、土のやりとりを現場内で完結させる。橋やトンネルは脇役に徹し、高尾山古墳に寄り添い、支えるインフラのあり方を考えた。

​ 周溝の形状をトレースした一筆書きのリボンのような園路は道路建設により分断される東西をつなげるとともに、古墳の形をなぞらえる空間体験を演出する。園路沿いには展示室やサインを配置し、箱物としての展示ではなく、空間体験こそが展示となるような、ランドスケープとしてのミュージアムを構想した。私たちはこのような展示構想を「スルガ古墳ミュージアム」と名付けた。

​ 最終審査において大きな共感を得たが、古墳に関する前提条件の食い違いによって次点となった。