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吉里吉里みんなの広場
Common Place of Kirikiri Area
室内から屋外へ層状に広がる多層的な公共空間
2011-2018
計画・基本設計・デザイン監修
【株式会社EAU在籍時に担当】
所在地 : 岩手県大槌町
景観設計 : eau(山田裕貴(当時)、西山健一)
基本設計 : 東京建設コンサルタント
建築設計 : 北光コンサル、東京建設コンサルタント、喜多裕、木内俊克、田中雅之、福山弘
全体監修 : 二井昭佳(国士舘大学)
東日本大震災で被災した岩手県大槌町吉里吉里地区の復興計画である。まちの中心部の大半が被災したことから、公共施設を含めた復興計画を立案する必要があった。新たにかさ上げされるまちの中心に公民館と広場、道路が一体となる敷地を設定し、住民が日常的にアクセスできる場所に位置付けた。公民館は広場側に大きな間口をとり、公民館、広場、道路が層状に連なっているようにデザインすることで、日常的には公民館や広場を使い、イベント時には公民館と広場を一体に、あるいは道路まで一体的に使うことができる。建設後は、実に多様な使い方がされており、日常的な利用から、会議、パン食い競争、バザーなど多様な世代が多様な用途で使用している。気軽に立ち寄れるように、デザインは素朴で優しさのある形状をしている。フリースペースと呼ばれる自由に使える室内ではソファが持ち込まれ、地域の拠り所して暮らしを支えている。
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